プログラミング初心者がやってはいけないこと-その2
グローバル変数の乱用は危険!
グローバル変数を乱用するのは、共用スペースに私物を散らかし続けるみたいなものだよ。
例えば、ゲーム開発でプレイヤーのスコアやライフをグローバル変数で管理していたとする。
最初は便利かもしれないけど、プロジェクトが大きくなるにつれて、どこからでもアクセスできるこれらの変数が誤って変更されるリスクが増える。
もし、別の部分のコードでうっかりスコアをリセットしてしまったら、デバッグがとても大変になる。
グローバル変数は使いやすい反面、プログラムの挙動を予測しにくくし、バグの原因を特定しづらくするんだ。
だから、必要な場所でのみ変数を使い、スコープを限定することが重要なんだよ。
マジックナンバーやハードコードもリスクしかない!
マジックナンバーやハードコードされた値に頼るのは、建物の入口に「赤いドアを探せ」とだけ書いてある指示に従うようなものだよ。
当初はその赤いドアが目立っていて見つけやすいかもしれないけど、後でドアが塗り替えられたら、どのドアか分からなくなってしまう。
例えば、あるプログラムで特定の割引率を「0.15」とハードコードしておいたとする。
その割引率が将来変わった場合、プログラム中の「0.15」という数値をすべて探して修正する必要がある。
しかも、時間が経つと「0.15」が何のための数字だったのかを忘れがちになる。
これを変数で「DISCOUNT_RATE = 0.15」と定義しておけば、意味が明確になり、変更も一箇所で済む。
だから、マジックナンバーやハードコードは避け、変数を活用して意味を明確にするべきなんだ。
セキュリティリスクを無視したコードは書いてはいけない!?
セキュリティリスクを無視したコードを書くのは、家のドアに鍵をかけずに出かけるようなものだよ。
たとえば、ウェブアプリケーションでユーザーの入力をそのままデータベースに保存するとしよう。
これを「SQLインジェクション」という攻撃のチャンスとして悪用されるかもしれない。
攻撃者は悪意あるコードを入力して、データベースから情報を盗み出したり、データを破壊したりできる。
また、パスワードを平文で保存してしまうと、もしデータベースが漏洩した場合に、ユーザーのアカウントが危険にさらされる。
セキュリティを考慮したプログラミングは、こうしたリスクを避け、ユーザーとシステムを保護するために不可欠なんだ。
だから、セキュリティのベストプラクティスを学び、適用することが重要なんだよ。
セキュリティを考慮するといっても何を考慮すればいいの!と言いたくなる気持ちは良く分かる。
これらはシステムの設計時に設計者あるいはプロジェクトマネージャーが設計し何を対策して何を対策しないのかを決める必要がある。
なので、設計者に確認して対策しよう!
コードレビューを積極的に活用しよう!
コードレビュー活用しないのは、スポーツでコーチからのアドバイスを無視するようなものだよ。
たとえば、あなたが書いたコードに小さなミスがあったとする。
一人で作業していると、そのミスを見過ごしてしまうことが多い。
でも、コードレビューを通じて他の人がそのミスを指摘してくれたら、修正が簡単になるし、将来同じミスを繰り返さなくなる。
さらに、コードレビューは新しい技術やベストプラクティスを学ぶ絶好の機会でもある。
他の人のコードを見ることで、あなたが気づかなかった効率的な書き方や新しいアプローチを知ることができる。
このプロセスを通じて、チーム全体のコードの質が向上し、より協力的な開発文化が育まれるんだ。
だから、コードレビューは積極的に活用しよう!
既に解決された問題に対して再発明を試みてはいけない!
既に解決された問題を再発明するのは、新しく車輪を作ろうとするみたいなものだよ。
これは「車輪の再発明」と言われている。
たとえば、データを扱うための効率的な検索アルゴリズムが必要だとしよう。
もしそのために独自のアルゴリズムをゼロから開発し始めたら、時間とエネルギーが大量に消費される。
でも、実はそういうアルゴリズムは既に数多く開発されていて、多くのプログラミング言語やライブラリで簡単に使えるようになっているんだ。
こうした既存のソリューションを活用することで、開発時間を大幅に節約し、既に多くのテストを経て信頼性の高いコードを利用できる。
再発明を避け、既にある資源をうまく利用することは、効率的で賢い開発のアプローチなんだよ。
こういう事態を避けるためにも勉強する必要があるよね。
自分だけで勉強することも必要だけど良く知っている人に聞くこともしておいた方が良いよ。
デバッグやトラブルシューティングの技術を学ぼう!
デバッグやトラブルシューティングの技術を学ばないのは、運転の仕方を知らずに車に乗るようなものだよ。
たとえば、あなたが開発したアプリが突然クラッシュするようになったとしよう。
デバッグの技術がなければ、問題の原因を特定するのが非常に難しくなる。
エラーメッセージを解読したり、コードを一行ずつ検証したり、効果的なログを使用したりする方法を知らないと、解決に至る道は遥かに遠くなる。
デバッグ技術を身につけていれば、問題の原因を迅速に見つけ出し、修正策を効率的に実装できる。
これは、時間の節約だけでなく、ストレスの軽減にもつながるんだ。
だから、デバッグやトラブルシューティングはプログラミングの基本的なスキルの一つとして、しっかりと学んでおくべきなんだよ。
ここで知っておくとデバッグがスムーズになるひとつの手法として「コードを削っていく」ことも考えておきたいよね。
コードが存在するからバグも存在する。
コードが無くなればバグも無くなる。
原因が分からない時は、バグを引き起こしている周辺のコードをコメントアウトしたり、コードを削除することで正常な動作に戻すことができるので、この方法でバグの特定もしやすくなるよ。
他人のフィードバックやアドバイスに耳を傾けよう!
他人のフィードバックやアドバイスに耳を傾けないのは、地図を持たずに未知の土地を探検するようなものだよ。
例えば、あなたが新しいプログラミング言語でプロジェクトを始めたとして、経験豊富な同僚からその言語の使い方やコードの改善点についてアドバイスをもらったとしよう。
このアドバイスを聞かなければ、あなたは同じ過ちを繰り返し、もっと効率的な方法を見逃してしまうことになる。
フィードバックやアドバイスは、あなたが直面している問題を解決する手がかりや、スキルを向上させる機会を提供してくれるんだ。
他人からの指摘を受け入れることで、より速く、より賢く成長することができるんだ。
だから、他人の意見を大切にして、自分の知識や技術を広げるチャンスとして活用したほうが良いんだよ。
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